OnebyESU「JFF #701D」は全サイズ完売いたしました。
JFF #701Dの後継モデル「JFF #703D」の詳細発表スケジュールが変更されました。情報はこちら。
JFF #701D
クロモリスチールの魅力をディスクブレーキで愉しむ
カテゴリーやフィールドに縛られず自由にリラックスして付き合えるクロモリオールラウンドディスクブレーキモデル。クロモリスチールの持つバネのようなしなりから繰り出される後押し感は、走る喜びを再発見させてくれます。それは、爽快なロード走行、スポルティーフ仕様での快走サイクリング、ワクワクドキドキなアクティブ走行、じっくりしっとり自転車旅、と用途は多様です。フィールドはオンオフ垣根なく、自転車に備わる自由度が、あなたの持つ自転車生活の個性を引き出します。
開発ストーリーは、月刊サンエスウォッチング Vol.27 に掲載しています。
辻善光選手のレポートはこちら。
快適なJFFジオメトリー
JFF(ジャパニーズフィットフレーム)設計による短いリーチに、低めのBBと長めのチェーンステーからなる扱いやすい安定した乗り味を持つフレームジオメトリーは、車重を意識させない走行バランス感を生み出します。
550mmサイズのフレーム(カラーはカラーチャート"S-003"ブラック)
550mmにデュアルオフセットカーボンフォーク「OBS-RBD-TH 700C」をセット
550mmにクロモリスチールフォーク「OBS-RBD-ST 700C」をセット
455mmにデュアルオフセットカーボンフォーク「OBS-RBD-TH 700C」をフレームと同色に仕上げセット (カラーはカラーチャート"M-001"メタリックシルバー)
素材の個性を引き出すチューブ加工
鋼(はがね)のバネを活かすフレームチューブの設計は推進力を生み出し、少し重めのギアを掛けたゆったりとしたダンシングもしやすく、身体と車体の一体感が生まれ、自転車走行の楽しさを倍増させてくれます。
CNCで製作の上下1-1/8インチヘッドチューブに丁寧な仕上げで溶接される各チューブ
外径29.8mmにアウターバテッドが施されたシートチューブに各部が溶接される
独特のS字ラインを描くチェーンステーはBB付近で縦に、中間では横に扁平化し快適性を高める
シートステーはバテッドチューブでブリッジ下からエンドまで扁平化し後ろからの突き上げを抑制する
JFFオリジナル設計のシート&チェーンステーは強靭なディスク仕様でもスチール独特のしなりによる推進力(いわゆるウィップ感)を導き出すとともに後方からの突き上げを抑制させる効果を発揮する
余裕のあるタイヤクリアランス
推奨最大タイヤサイズ700×35Cとしながらも、大きなタイヤブロックの無い「SOMA サップルヴィテス 700×38C(実測幅約38mm)」を全フレームサイズで許容する余裕があります。
シート&チェーンステー・シートチューブ・BB付近の余裕あるクリアランス(RITCHEY ALPINE JB 700×35C)
OBS-RBD-TH 700C カーボンフォークとのクリアランス(SOMA サップルヴィテス SL 700×38C)
シートチューブやBB周りとのクリアランス(SOMA サップルヴィテス SL 700×38C)
シートステーとのクリアランス(SOMA サップルヴィテス SL 700×38C)
フレームサイズ490mmに「SOMA サップルヴィテス SL 700×38C」をセット
カラーはカラーチャート"M-006"メタリックオレンジと"S-003"ブラック マット仕上げの塗り分け(ハンドルは、Veno"リリーフバー")
多様性に対応する各種工作
フルフェンダーの装着可能なアイレットやチェーンフックを目立たない位置に装備し、シンプルでありながら多様性ある構成となっています。
高精度なディスク台座にDi2ケーブルを内蔵するオリジナルエンドと、チェーンステーにはワイヤー変速時に使用するケーブルストッパー、シートステーにはアイレットやチェーンフックが備わる
シートステーブリッジのアイレット
チェーンステーブリッジのアイレット
フレームサイズ550mm「OBS-RBD-ST 700C」スチールフォーク仕様に、本所工研「EZガード H41 スムース BK」装着例
カラーはカラーチャート"S-003"ブラック ※タイヤは「SOMA シコロタイヤ700×33C」
Di2とワイヤー2種の変速に対応
Di2ケーブル内蔵と外通しのワイヤー変速ケーブルどちらにも対応するパーツを付属しています。
Di2ケーブル内蔵用のケーブルパーツ
ワイヤー変速ケーブル用のケーブルパーツ
ブレーキ用のケーブルパーツ
ワイヤー変速使用時のケーブルガイドとFメカDi2穴カバー
ブレーキケーブルのルーティングクリップ
ハンドリングを左右するフロントフォーク(OBS-RBD-TH 700C)
走行感が変わるオフセット変換可能なデュアルオフセットカーボンフォーク。フレームサイズやタイヤサイズ、自転車の使用用途に応じてオフセットを変えることで、適切な走行感とハンドリングを選ぶことが可能です。
オフセット変換可能なOnebyESU OBS-RBD-TH 700Cカーボンフォークは塗装も可能(アップチャージあり)
クラウン下の厚みを薄く仕上げることで肩下寸法が低くなり、低い重心で安定した走行に貢献するとともに最大700×42Cまで許容する設計
一体感のあるフレームマーク
個性的なマークはグレー調に仕上げており、存在感のあるヘッドマークとダウンチューブとトップチューブマークはフレームに溶け込むように自然な風合いを演出します。
ヘッドマークは三つの「S」を家紋風に表現している
トップチューブ上のシート付近にモデル名が入る
選べるフォーク
多様性へと導くオフセット変換カーボンフォーク「OBS-RBD-TH 700C」と、 重装備にも耐えるクロモリスチールフォーク「OBS-RBD-ST 700C」の選択が可能です。
ヘッド角72度を基点として地面と並行にオフセットを5mm(48mmと53mm)変換できるデュアルオフセットシステムを搭載した1-1/8インチのフルカーボンフォーク。
詳細はこちら。
※カラーはカラーチャート"S-020"カーキ マット仕上げ(フレーム同色塗装)
フェンダー用などの2つのアイレットやレッグ外側にはキャリアダボなどを備えた強靭なクロモリスルーアクスルディスクフォーク。安定走行を信条とするツーリングに合う低い肩下寸法(376mm)となっています。
詳細はこちら。
※カラーはカラーチャート"S-003"ブラック(フレーム同色塗装)
フォークのオフセットによる変化
オフセットの変化によるハンドリングはライダーのスピード域や走り方の個性によって感じ方にも違いがありますが、基本的には短いオフセットはトレイル値 ※が長くなり直進走行が安定し、長いオフセットはトレイル値が短くなり操縦性が良くコーナーで車体を倒した時にハンドルが自然と切れ込みやすくなります。 あくまでも例えですが、どちらかと言うと細めのタイヤで高速系は短いオフセット、太めのタイヤで低速系は長いオフセットが向いていると言えます。また一般的に小さいフレームはヘッド角が寝ていて小さくトレイル値が長くなる傾向にあり、トレイル値を短くし操縦性を高めるために長いオフセットを推奨します。
※トレイル値とは・・・フレームのヘッド角度とタイヤの外径寸法とフォークのオフセット寸法の3点から導き出されるハンドリングに影響する数値
ジオメトリー
詳細スペック
フレーム:¥151,800(税込)全サイズ完売しました
- サイズ(SL):455・490・510・530・550mm
- フレーム:#4130熱処理クロモリオリジナルバテッド
(トップチューブ/シートチューブ/ダウンチューブ:トリプルバテッド・シートステー:ダブルバテッド・チェーンステー:プレーン) - カラー:オーダー(カラーチャートを参照ください)
- Di2&ディスク対応 インターナルケーブルルーティング(ワイヤー変速にも対応)
- フラットマウントディスク
- スルーアクスル(6mmアーレンキータイプ・アクスル12mm・アクスルピッチ1.5・挿入幅163mm)
- シートポスト径:27.2mm
- Fメカバンド径:28.6mm
- BBシェル幅:68mm
- チェーンフック付
- フェンダーマウント付 700×28Cまでフルフェンダー装着可(フレームサイズとタイヤによっては700×33C程度まで装着可能)
- 最大タイヤクリアランス 700×35C(SOMA サップルヴィテス SLは700×38Cも装着可能)
- 付属品:TANGESEIKI TG36IS22 ヘッドパーツ・スルーアクスル・シートクランプ
- 重量:フレーム 約1980g(490mm未塗装)
- ※フレームマークはJFF#701D専用(グレー調)となります
- ※2色塗り分け塗装の料金は販売店様にお問い合わせください
フレーム&OBS-RBD-TH 700C(カーボンフォーク):¥203,500(税込)全サイズ完売しました
- デュアルオフセット48/53mm 1-1/8" 肩下371.5mm(オフセット48mm)
- スルーアクスル(6mmアーレンキータイプ・アクスル12mm・アクスルピッチ1.5・挿入幅 F121mm・R163mm)
- 465g(コラム300mmドロップアウト付、アクスルなし)
- カラー:マットUD
- ※カーボンフォークへのフレームと同色塗装はプラス¥14,850(税込)
フレーム&OBS-RBD-ST 700C(スチールフォーク):¥174,900(税込)全サイズ完売しました
- デュアルオフセット48mm 1-1/8" 肩下370mm(オフセット48mm)
- スルーアクスル(6mmアーレンキータイプ・アクスル12mm・アクスルピッチ1.5・挿入幅 F124mm・R163mm)
- 1055g(コラム150mm アクスルなし)
- ※フレームと同色塗装料金が含まれています
- ※フォークの別色塗装はプラス¥8,250(税込)となります
- ※フレームには適切な各部パーツをセットされることが重要となります
カラーチャート(全31色)
- 全色マット(艶消し)塗装も可能です
- ※フレームマークは#701D専用のグレー調となります
- ※塗装には4週間程度を要します、ただし遅れる場合もあります
【おわりに】自転車生活の個性を引き出す
JFFフレームとフォークの設計で一番大事にしていること、それは全てのサイズにおいて「バランス」を維持すること。何かを犠牲にすることなく、持続的な快適性と扱いやすいコントロール性の追求をテーマにしています。JFF #701Dは、自由で個性ある楽しい自転車生活を提供します。
ツーリングタイプの例
最大サイズの550mmとOBS-RBD-ST 700C スチールフォークをカラー"S-003"ブラックに塗装
リーベンデール ジャックブラウン GRラベル 700×33.3Cタイヤ装着
ロードタイプの例
最小サイズの455mmとOBS-RBD-TH 700C カーボンフォークをカラー"M-001"メタリックシルバーに塗装 SOMAシコロ 700x23Cタイヤ装着
後継モデル「JFF #703 D」 ALL Road
ファストランにロードツーリング、軽快且つしっとりと、時にアクティブライドもこなすクロモリディスク。前作#701Dからチューブを変更しRITCHEYエンド採用で軽量化を実現。シンプルを追求したオールロードモデル。
発売予定時期:2023年11月上旬~(詳細発表時期:2023年10月の中頃)
※イラストはイメージです