30mmレール＝ナロウサーティーシリーズ

2000年代後半、当時国内トップを走る選手から「もっとスムーズにペダリングを行えるサドルを…」との要望がありました。回転動作で内太腿がサドル側面に擦れることで、接触ダメージと回転抵抗によるマイナス面を解消できないかと。検討の結果、サドルレール幅を通常の43mmから狭くするしか解消の方法がないと考え、競輪界では既にレール幅の狭いシステムもあったことから、一般的スポーツバイクへのレール幅30mmの導入をシートポストとサドルの設計を行い実現したのが「ナロウサーティー」システム。もとは競輪界での究極の回転効率追求から生み出された狭小幅のサドルですが、後に多くの一般ライダーにも擦れの軽減が有効であることがわかりました。※サドル形状によるフィット感は体型や乗り方などにも大きく左右されます。